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ページの作成:「ぶっちゃけ、素のままLattepanda上でDebianを使ってると、とにかくLANが不安定です（networkingサービスが落ちまくりですｗｗｗ）。…」
ぶっちゃけ、素のままLattepanda上でDebianを使ってると、とにかくLANが不安定です（networkingサービスが落ちまくりですｗｗｗ）。<br/>
最低限のこととして、LANドライバを最新化したいと思います。
== LANドライバのダウンロード ==
LattepandaではRealTekのr8152を使用しています。なのでRealTekのホームページからドライバをダウンロードします。<br/>
[https://www.realtek.com/en/component/zoo/category/network-interface-controllers-10-100-1000m-gigabit-ethernet-usb-3-0-software Realtek USB FE / GBE / 2.5G / Gaming Ethernet Family Controller Software]<br/>
上記のホームページの「Unix (Linux)」からドライバをダウンロードします。
パソコンからダウンロードしたなら、Lattepandaの適当なディレクトリに転送します。<br/>Lattepandaのブラウザからダウンロードしたときは、だいたい「ダウンロード」ディレクトリに保存されます。
== コンパイル環境のインストール ==
ドライバをコンパイルするので、コンパイル環境を整えます。
# ターミナルの起動<br/>GNOMEの場合ですが…画面左上の「アクティビティ」から、左下の「アプリケーションを表示する（点が９つあるアイコン）」をクリックします。<br/>そしたら、下の方の「ユーティリティ」をクリックすると「端末」があるので、それをクリックします。
# 最新化<br/>ひとまず、Debian周りの最新化を行います。<br/><syntaxhighlight lang="bash">sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get dist-upgrade</syntaxhighlight>
# カーネルバージョンを調べる<br/>下記のコマンドを実行してカーネルのバージョンを調べます。<syntaxhighlight lang="bash">uname -r</syntaxhighlight>以下の様な結果が出るかと思います<syntaxhighlight lang="bash">4.9.0-9-amd64</syntaxhighlight>
# アプリのインストール<br/>コンパイルに必要なアプリケーションをインストールします。<del><syntaxhighlight lang="bash">sudo apt-get install libelf-dev build-essential linux-headers-[uname -rの結果]</syntaxhighlight>上記の例に基づくと以下のようなコマンドになります。<syntaxhighlight lang="bash">sudo apt-get install libelf-dev build-essential linux-headers-4.9.0-9-amd64</syntaxhighlight></del><br/>下記コマンドで良いみたいです…。<syntaxhighlight lang="bash">sudo apt-get install libelf-dev build-essential linux-headers-`uname -r`</syntaxhighlight><br/><br/>
# もし…DebianのDVDを入れろと言ってきたら…<br/>ブラウザを起動して、Debianのサイトからインストールに使用したisoをダウンロードして、それを「/media/cdrom」にマウントします。isoをダウンロードした後に、ダウンロードしたファイルがあるディレクトリで以下のコマンドを実行してください。<syntaxhighlight lang="bash">sudo mount -o loop -t iso9660 debian-9.9.0-amd64-netinst.iso /media/cdrom</syntaxhighlight>マウントを外す場合は以下のコマンドです。<syntaxhighlight lang="bash">sudo umount /media/cdrom</syntaxhighlight>
== LANドライバのインストール ==
以下、「ダウンロード」ディレクトリに保存した前提で話を進めます。<br/>
（参考サイトそのままの内容ですｗｗｗ）<br/>
# 解凍<br/>ターミナルからダウンロードディレクトリに移動して、以下のコマンドを実行します。<syntaxhighlight lang="bash">cd ~/ダウンロード
tar xf 0008-r8152.53-2.09.0.tar.bz2 #ダウンロードしたファイル名に置き換えてください
cd r8152-2.09.0 #解凍されたディレクトリ名に置き換えてください</syntaxhighlight>
# コンパイルしてみる<br/>以下のコマンドを実行して、コンパイルしてみます。<syntaxhighlight lang="bash">make -j2</syntaxhighlight>
# ドライバファイルのバージョンを確認します<br/>以下のコマンドで、ドライバのバージョンを確認してみます。<syntaxhighlight lang="bash">sudo modinfo ./r8152.ko</syntaxhighlight>最新のバージョンが表示されればＯＫです。ちなみに…今動いているドライバのバージョンは、以下のコマンドで見ることができます。<syntaxhighlight lang="bash">sudo modinfo r8152.ko</syntaxhighlight>
# インストール<br/>以下のコマンドで、リアルにインストールします。<syntaxhighlight lang="bash">sudo make install
sudo depmod -a</syntaxhighlight>
# ベンダーIDとプロダクトIDの取得<br/>以下のコマンドで「ベンダーID」と「プロダクトID」を取得します。<syntaxhighlight lang="bash">lsusb</syntaxhighlight>こんな風に表示されて…<syntaxhighlight lang="bash">Bus 002 Device 002: ID 0b95:1790 ASIX Electronics Corp. AX88179 Gigabit Ethernet
Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0003 Linux Foundation 3.0 root hub
Bus 001 Device 003: ID 0bda:8152 Realtek Semiconductor Corp.
Bus 001 Device 005: ID 0411:02cc BUFFALO INC. (formerly MelCo., Inc.)
Bus 001 Device 004: ID 2341:8036 Arduino SA Leonardo (CDC ACM, HID)
Bus 001 Device 002: ID 05e3:0608 Genesys Logic, Inc. Hub
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub</syntaxhighlight>RealTekのところを見ると、ベンダーIDが「0bda」でプロダクトIDが「8152」であることがわかります。
# カーネルモジュールルールの追加<br/>以下のコマンドで「rtl_usb.conf」ファイルを新規作成します。<syntaxhighlight lang="bash">sudo nano /etc/modprobe.d/rtl_usb.conf</syntaxhighlight>ファイルの中に以下を記入します。<syntaxhighlight lang="bash">alias usb:v0bdap8152d*dc*dsc*dp*ic*isc*ip*in* r8152</syntaxhighlight>「ctrl+x」から「y」して「Enter」で保存します。
# 改めてdepmod<br/>改めて以下のコマンドを実行します。<syntaxhighlight lang="bash">sudo depmod -a</syntaxhighlight>
== ちなみに… ==
ドライバの更新をすると、少しは安定します。が、やっぱり不安定です。<br/>フォーラムを見ていると、「macアドレスを偽装しろ」と書かれています<ref name="LP_forum_MAC_Spoof" />。<br/>MACアドレスの偽装を試したい方は、以下を参考にすると良いかもです…<br/>[https://wiki.archlinux.jp/index.php/MAC_%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9%E5%81%BD%E8%A3%85 MAC アドレス偽装 - ArchWiki]（ArchLinuxのページですが…）
私はそんな強引なのは嫌なので、結局ASIXの「AX88179」チップを積んだUSB-LANアダプタを買いました。<br/>まだ、購入したばかりなので様子見ですが…今のところ安定しています。
== 参考サイト ==
[https://www.pcsuggest.com/install-rtl8153-driver-linux/ How to properly install RTL8153 driver on Linux - PCsuggest]
== 脚注 ==
<references>
<ref name="LP_forum_MAC_Spoof">[http://www.lattepanda.com/topic-f10t16664.html Ethernet Issues - LattePanda Forum]</ref>
</references>
[[Category:Debian]]
[[Category:Lattepanda]]
最低限のこととして、LANドライバを最新化したいと思います。
== LANドライバのダウンロード ==
LattepandaではRealTekのr8152を使用しています。なのでRealTekのホームページからドライバをダウンロードします。<br/>
[https://www.realtek.com/en/component/zoo/category/network-interface-controllers-10-100-1000m-gigabit-ethernet-usb-3-0-software Realtek USB FE / GBE / 2.5G / Gaming Ethernet Family Controller Software]<br/>
上記のホームページの「Unix (Linux)」からドライバをダウンロードします。
パソコンからダウンロードしたなら、Lattepandaの適当なディレクトリに転送します。<br/>Lattepandaのブラウザからダウンロードしたときは、だいたい「ダウンロード」ディレクトリに保存されます。
== コンパイル環境のインストール ==
ドライバをコンパイルするので、コンパイル環境を整えます。
# ターミナルの起動<br/>GNOMEの場合ですが…画面左上の「アクティビティ」から、左下の「アプリケーションを表示する（点が９つあるアイコン）」をクリックします。<br/>そしたら、下の方の「ユーティリティ」をクリックすると「端末」があるので、それをクリックします。
# 最新化<br/>ひとまず、Debian周りの最新化を行います。<br/><syntaxhighlight lang="bash">sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get dist-upgrade</syntaxhighlight>
# カーネルバージョンを調べる<br/>下記のコマンドを実行してカーネルのバージョンを調べます。<syntaxhighlight lang="bash">uname -r</syntaxhighlight>以下の様な結果が出るかと思います<syntaxhighlight lang="bash">4.9.0-9-amd64</syntaxhighlight>
# アプリのインストール<br/>コンパイルに必要なアプリケーションをインストールします。<del><syntaxhighlight lang="bash">sudo apt-get install libelf-dev build-essential linux-headers-[uname -rの結果]</syntaxhighlight>上記の例に基づくと以下のようなコマンドになります。<syntaxhighlight lang="bash">sudo apt-get install libelf-dev build-essential linux-headers-4.9.0-9-amd64</syntaxhighlight></del><br/>下記コマンドで良いみたいです…。<syntaxhighlight lang="bash">sudo apt-get install libelf-dev build-essential linux-headers-`uname -r`</syntaxhighlight><br/><br/>
# もし…DebianのDVDを入れろと言ってきたら…<br/>ブラウザを起動して、Debianのサイトからインストールに使用したisoをダウンロードして、それを「/media/cdrom」にマウントします。isoをダウンロードした後に、ダウンロードしたファイルがあるディレクトリで以下のコマンドを実行してください。<syntaxhighlight lang="bash">sudo mount -o loop -t iso9660 debian-9.9.0-amd64-netinst.iso /media/cdrom</syntaxhighlight>マウントを外す場合は以下のコマンドです。<syntaxhighlight lang="bash">sudo umount /media/cdrom</syntaxhighlight>
== LANドライバのインストール ==
以下、「ダウンロード」ディレクトリに保存した前提で話を進めます。<br/>
（参考サイトそのままの内容ですｗｗｗ）<br/>
# 解凍<br/>ターミナルからダウンロードディレクトリに移動して、以下のコマンドを実行します。<syntaxhighlight lang="bash">cd ~/ダウンロード
tar xf 0008-r8152.53-2.09.0.tar.bz2 #ダウンロードしたファイル名に置き換えてください
cd r8152-2.09.0 #解凍されたディレクトリ名に置き換えてください</syntaxhighlight>
# コンパイルしてみる<br/>以下のコマンドを実行して、コンパイルしてみます。<syntaxhighlight lang="bash">make -j2</syntaxhighlight>
# ドライバファイルのバージョンを確認します<br/>以下のコマンドで、ドライバのバージョンを確認してみます。<syntaxhighlight lang="bash">sudo modinfo ./r8152.ko</syntaxhighlight>最新のバージョンが表示されればＯＫです。ちなみに…今動いているドライバのバージョンは、以下のコマンドで見ることができます。<syntaxhighlight lang="bash">sudo modinfo r8152.ko</syntaxhighlight>
# インストール<br/>以下のコマンドで、リアルにインストールします。<syntaxhighlight lang="bash">sudo make install
sudo depmod -a</syntaxhighlight>
# ベンダーIDとプロダクトIDの取得<br/>以下のコマンドで「ベンダーID」と「プロダクトID」を取得します。<syntaxhighlight lang="bash">lsusb</syntaxhighlight>こんな風に表示されて…<syntaxhighlight lang="bash">Bus 002 Device 002: ID 0b95:1790 ASIX Electronics Corp. AX88179 Gigabit Ethernet
Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0003 Linux Foundation 3.0 root hub
Bus 001 Device 003: ID 0bda:8152 Realtek Semiconductor Corp.
Bus 001 Device 005: ID 0411:02cc BUFFALO INC. (formerly MelCo., Inc.)
Bus 001 Device 004: ID 2341:8036 Arduino SA Leonardo (CDC ACM, HID)
Bus 001 Device 002: ID 05e3:0608 Genesys Logic, Inc. Hub
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub</syntaxhighlight>RealTekのところを見ると、ベンダーIDが「0bda」でプロダクトIDが「8152」であることがわかります。
# カーネルモジュールルールの追加<br/>以下のコマンドで「rtl_usb.conf」ファイルを新規作成します。<syntaxhighlight lang="bash">sudo nano /etc/modprobe.d/rtl_usb.conf</syntaxhighlight>ファイルの中に以下を記入します。<syntaxhighlight lang="bash">alias usb:v0bdap8152d*dc*dsc*dp*ic*isc*ip*in* r8152</syntaxhighlight>「ctrl+x」から「y」して「Enter」で保存します。
# 改めてdepmod<br/>改めて以下のコマンドを実行します。<syntaxhighlight lang="bash">sudo depmod -a</syntaxhighlight>
== ちなみに… ==
ドライバの更新をすると、少しは安定します。が、やっぱり不安定です。<br/>フォーラムを見ていると、「macアドレスを偽装しろ」と書かれています<ref name="LP_forum_MAC_Spoof" />。<br/>MACアドレスの偽装を試したい方は、以下を参考にすると良いかもです…<br/>[https://wiki.archlinux.jp/index.php/MAC_%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9%E5%81%BD%E8%A3%85 MAC アドレス偽装 - ArchWiki]（ArchLinuxのページですが…）
私はそんな強引なのは嫌なので、結局ASIXの「AX88179」チップを積んだUSB-LANアダプタを買いました。<br/>まだ、購入したばかりなので様子見ですが…今のところ安定しています。
== 参考サイト ==
[https://www.pcsuggest.com/install-rtl8153-driver-linux/ How to properly install RTL8153 driver on Linux - PCsuggest]
== 脚注 ==
<references>
<ref name="LP_forum_MAC_Spoof">[http://www.lattepanda.com/topic-f10t16664.html Ethernet Issues - LattePanda Forum]</ref>
</references>
[[Category:Debian]]
[[Category:Lattepanda]]
