6,490 バイト追加,
2019年7月22日 (月) 13:05 Dropboxをインストールします。<br/>
Debianのときに懲りたので、「nautilus-dropbox」を入れていこうと思ったのですが…<br/>
普通にDropboxの公式サイトに載っている方法で動きました(^_^;)<br/>
ここに公式サイトの内容を載せても面白くないので、CUIインストール&バックグラウンド起動までやってみようかと思います。<br/>
(Debianで挫折したやつですね…)
= ダウンロード =
まずは、ドロップボックスを利用したいユーザーでsshログインします。<br/>
もちろんsuしてもOKです。<br/>
そこから、公式サイトの通り以下のコマンドを実行します。
<syntaxhighlight lang="bash">cd ~ && wget -O - "https://www.dropbox.com/download?plat=lnx.x86_64" | tar xzf -</syntaxhighlight>
するとホームディレクトリに「.dropbox-dist」ディレクトリが作成されます。<br/>
次に操作しやすくするためにパイソンのツールを以下のコマンドでダウンロードします。<br/>
(実行権が付いていないので、実行権も付与します。)
<syntaxhighlight lang="bash">wget "https://linux.dropbox.com/packages/dropbox.py"
chmod +x ~/dropbox.py</syntaxhighlight>
= 起動 =
== ひとまず手順通りに ==
最初の起動でデーモンの登録やアカウントとのリンクをするので、公式サイトの手順通りに以下のコマンドを実行します。
<syntaxhighlight lang="bash">~/.dropbox-dist/dropboxd</syntaxhighlight>
すると…以下のメッセージが出続けます。
<syntaxhighlight lang="bash"> Dropbox ...
https://www.dropbox.com/cli_link_nonce?nonce=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX</syntaxhighlight>
パソコンからでもよいので、表示されているURLにアクセスして、ドロップボックスのユーザーIDとパスワードを入力します。<br/>
予めログインしている場合はリンクの確認画面が出るので「リンクする」をクリックします。
これで、デーモンの登録とアカウントのリンクの完了です。<br/>
(sshの画面はメッセージは止まりますが…プロンプトに戻りません…「Ctrl+C」で抜けます)
== 手動で起動 ==
手動で起動する場合はツールを利用して以下のコマンドで実行します。
<syntaxhighlight lang="bash">~/dropbox.py start</syntaxhighlight>
停止は以下のコマンド
<syntaxhighlight lang="bash">~/dropbox.py stop</syntaxhighlight>
状態の確認は以下です。
<syntaxhighlight lang="bash">~/dropbox.py status</syntaxhighlight>
その他のコマンドは以下を参照してください。<br/>
[https://help.dropbox.com/ja-jp/installs-integrations/desktop/linux-commands Linux で Dropbox を利用する:ソース、コマンド、リポジトリからのインストール - Dropbox ヘルプ – Dropbox ヘルプ]
== 特定ユーザーでバックグラウンドで自動起動 ==
ここまで来れば、バックグラウンドで…しかもユーザー指定で動かしたくなります。<br/>
(Debianの時は、GNOMEの自動ログインを使用していました…)<br/>
早速サービスファイルを作成します。<br/>
以下のコマンドでサービスファイルを作成します。
<syntaxhighlight lang="bash">nano /etc/systemd/system/dropbox@.service</syntaxhighlight>
ファイルの内容は以下の通りです。
<syntaxhighlight lang="bash">[Unit]
Description=Dropbox Service
After=network-online.target
Wants=network-online.target
[Service]
ExecStart=/home/%i/dropbox.py start
ExecReload=/home/%i/dropbox.py stop && /home/%i/dropbox.py start
ExecStop=/home/%i/dropbox.py stop
Type=oneshot
RemainAfterExit=yes
User=%i
[Install]
WantedBy=multi-user.target</syntaxhighlight>
ポイントはネットワーク起動後に起動しているくらいでしょうか…<br/>
「%i」はサービス起動時に「@」の後ろに記入した文字列に置き換えられます。<br/>
サービスファイルを作成したら、さっそく以下のコマンドで起動してみます。
<syntaxhighlight lang="bash">systemctl start dropbox@[userid]</syntaxhighlight>
[userid]はドロップボックスで使用する(先ほどリンクした)ArchLinuxのユーザーIDに置き換えてください。
以下コマンドを実行して「Active: active (exited)」と出ていればOKです。
<syntaxhighlight lang="bash">systemctl status dropbox@[userid]</syntaxhighlight>
止めるときは
<syntaxhighlight lang="bash">systemctl stop dropbox@[userid]</syntaxhighlight>
です。
再起動後も有効にしたいので、以下のコマンドを実行します。
<syntaxhighlight lang="bash">systemctl enable dropbox@[userid]</syntaxhighlight>
再起動しても「Active: active (exited)」と出ていればOKです。<br/>
= 蛇足 =
== 外付けHDDに同期させる ==
「/mnt」にマウントしたHDDに「Dropbox」ディレクトリを作成して、シンボリックリンクを張りたいと思います。<br/>
(以下Dropbox用のユーザーで作業します)
まずは以下のコマンドでディレクトリを作成します。
<syntaxhighlight lang="bash">mkdir /mnt/Dropbox</syntaxhighlight>
念のためにサービスを停止させます。
<syntaxhighlight lang="bash">systemctl stop dropbox@[userid]</syntaxhighlight>
次に、自動で作成されたホームディレクトリの「Dropbox」ディレクトリの名前を以下のコマンドで変更します。
<syntaxhighlight lang="bash">mv ~/Dropbox ~/Dtopbox_old</syntaxhighlight>
シンボリックリンクを張ります。
<syntaxhighlight lang="bash">ln -s /mnt/Dropbox ~/Dropbox</syntaxhighlight>
最後にサービスを起動します。
<syntaxhighlight lang="bash">systemctl start dropbox@[userid]</syntaxhighlight>
= 参考サイト =
[https://www.dropbox.com/install?os=lnx インストール - Dropbox]<br/>
[https://help.dropbox.com/ja-jp/installs-integrations/desktop/linux-commands Linux で Dropbox を利用する:ソース、コマンド、リポジトリからのインストール - Dropbox ヘルプ – Dropbox ヘルプ]<br/>
[https://wiki.archlinux.jp/index.php/Netctl#network-online.target_.E3.81.AE.E6.9C.89.E5.8A.B9.E5.8C.96 network-online.target の有効化]<br/>
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[[Category:Dropbox]]