== inotifyの設定について② ==
前述したように動画ファイルをサブディレクトリで管理している場合、inotifyの設定をyesにしてもDB更新をしてくれません。なので、サービスの再起動を自動ですることによって、1日1回DBの更新を行うようにします。
1日1回の更新はsystemdのtimerを使用して実現します。
=== serviceファイルの作成 ===
まず、serviceファイルを作成します。内容はminiDLNAサービスの再起動です。以下のコマンドを実行してエディタを起動します。
{{bc|# nano /etc/systemd/system/minidlna_restart.service}}
ファイルの内容を以下の通りです。
<syntaxhighlight lang="bash">[Unit]
Description=miniDLNA restart
[Service]
Type=simple
ExecStart=systemctl restart minidlna</syntaxhighlight>
ひとまず以下のコマンドを実行して上記サービスが問題なく起動することを確認します。
{{bc|# systemctl start minidlna-restart
# systemctl status minidlna-restart}}
ログの部分に「minidlna_restart.service: Succeeded」と表示されていればOKです。
=== timerファイルの作成 ===
次にTimerファイルを作成します。以下のコマンドを実行してエディタを起動します。
{{bc|# nano /etc/systemd/system/minidlna_restart.timer}}
ファイルの内容は以下の通りです。
<syntaxhighlight lang="bash">[Unit]
Description=miniDLNA restart timer
[Timer]
OnCalendar=*-*-* 04:30:00
[Install]
WantedBy=timers.target</syntaxhighlight>
上記サンプルは午前4:30に再起動をする設定にしています。必要に応じて「OnCalendar」を適切な設定に変更してください。
最後にtimerを起動します。
{{bc|# systemctl start minidlna-restart.timer
# systemctl status minidlna-restart.timer}}
「Active: active (waiting)」と表示されていればOKです。あとは、起動予定時間まで待ってみて以下のコマンドで指定した時刻に起動しているか確認してください。
{{bc|# systemctl status minidlna-restart.timer}}
== クライアントからの接続 ==
ここまで来たらPS4なりタブレットなりスマホから、適切なアプリで設定してください。miniDLNAを起動しているマシンのIPアドレスを設定すればOKなはずです。
詳細については、各アプリの説明を参照してください。
==注記==
<references />