「HDDのマウント」の版間の差分
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サーバーの電源が落ちている状態で、HDDを接続します。<br/> | サーバーの電源が落ちている状態で、HDDを接続します。<br/> | ||
(本当は電源は入っている状態でも大丈夫だとは思うのですが…) | (本当は電源は入っている状態でも大丈夫だとは思うのですが…) | ||
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これでext4でフォーマットされました。 | これでext4でフォーマットされました。 | ||
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今回は「/mnt」にマウントしたいと思います。<br/> | 今回は「/mnt」にマウントしたいと思います。<br/> | ||
(予め「/mnt」ディレクトリは作成しておきます) | (予め「/mnt」ディレクトリは作成しておきます) | ||
− | == コマンドでマウント == | + | === コマンドでマウント === |
以下のコマンドで、「/dev/sdb1(外付けHDD)」を「/mnt」にマウントできます。 | 以下のコマンドで、「/dev/sdb1(外付けHDD)」を「/mnt」にマウントできます。 | ||
<syntaxhighlight lang="bash">mount /dev/sdb1 /mnt</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="bash">mount /dev/sdb1 /mnt</syntaxhighlight> | ||
ただし…再起動すると、マウントし直す必要があります。 | ただし…再起動すると、マウントし直す必要があります。 | ||
− | == 識別値UUIDでマウント == | + | === 識別値UUIDでマウント === |
先ずは以下のコマンドでUUIDを調べます。 | 先ずは以下のコマンドでUUIDを調べます。 | ||
<syntaxhighlight lang="bash">lsblk -f</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="bash">lsblk -f</syntaxhighlight> | ||
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こんな様に表示されるので、今回マウントしようとしている「sdb1」のUUDI(ここでは「9c084004-6a82-478c-be66-023794eb46c0」)を控えておきます。 | こんな様に表示されるので、今回マウントしようとしている「sdb1」のUUDI(ここでは「9c084004-6a82-478c-be66-023794eb46c0」)を控えておきます。 | ||
− | <syntaxhighlight lang=" | + | <syntaxhighlight lang="text">NAME FSTYPE LABEL UUID FSAVAIL FSUSE% MOUNTPOINT |
sda | sda | ||
├─sda1 vfat 4927-92A5 452.5M 11% /boot | ├─sda1 vfat 4927-92A5 452.5M 11% /boot | ||
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そしたら「nano」等のエディタで「/etc/fstab」を開き、以下の行を追記します。 | そしたら「nano」等のエディタで「/etc/fstab」を開き、以下の行を追記します。 | ||
− | <syntaxhighlight lang=" | + | <syntaxhighlight lang="text"># /dev/sdb1(追記) |
UUID=9c084004-6a82-478c-be66-023794eb46c0 /mnt ext4 defaults 0 2</syntaxhighlight> | UUID=9c084004-6a82-478c-be66-023794eb46c0 /mnt ext4 defaults 0 2</syntaxhighlight> | ||
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本当にマウントされたか、dfコマンドで確認してみます。 | 本当にマウントされたか、dfコマンドで確認してみます。 | ||
− | <syntaxhighlight lang=" | + | <syntaxhighlight lang="text">$ df |
ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 | ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 | ||
dev 2010524 0 2010524 0% /dev | dev 2010524 0 2010524 0% /dev | ||
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「/dev/sdb1」が「/mnt」にマウントされていることが確認できます。 | 「/dev/sdb1」が「/mnt」にマウントされていることが確認できます。 | ||
− | = アンマウント = | + | == アンマウント == |
こちらは簡単で、以下のコマンドでアンマウントできます。 | こちらは簡単で、以下のコマンドでアンマウントできます。 | ||
<syntaxhighlight lang="bash">umount /mnt</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="bash">umount /mnt</syntaxhighlight> | ||
− | = 参考サイト = | + | == 参考サイト == |
[https://wiki.archlinux.jp/index.php/%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88 マウント - ArchWiki]<br/> | [https://wiki.archlinux.jp/index.php/%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88 マウント - ArchWiki]<br/> | ||
[[Category:ArchLinux]] | [[Category:ArchLinux]] | ||
[[Category:mount]] | [[Category:mount]] |
2019年9月10日 (火) 14:23時点における最新版
多く書くことはありませんが…備忘録程度に…
USB接続前提です。
接続からフォーマットまで
サーバーの電源が落ちている状態で、HDDを接続します。
(本当は電源は入っている状態でも大丈夫だとは思うのですが…)
以下のコマンドで、デバイス名を確認します。
fdisk -l
以下のように出力されます。
ディスク /dev/sda: 64 GiB, 68719476736 バイト, 134217728 セクタ
ディスク型式: VBOX HARDDISK
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: gpt
ディスク識別子: C8765795-9AA4-4641-A17A-049F98696DB4
デバイス 開始位置 終了位置 セクタ サイズ タイプ
/dev/sda1 2048 1050623 1048576 512M EFI システム
/dev/sda2 1050624 125829119 124778496 59.5G Linux ファイルシステム
/dev/sda3 125829120 134217694 8388575 4G Linux スワップ
ディスク /dev/sdb: 64 GiB, 68719476736 バイト, 134217728 セクタ
ディスク型式: HARDDISK
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
インストールしたHDDはsdaだったので、新しく接続したデバイス名はsdbの様です。
sdbはパーティションが作成されていないことからも、新しく接続したデバイスだと分かります。
次にパーティションを作成します。
fdisk /dev/sdb
コマンド (m でヘルプ): g
新しい GPT ディスクラベル (GUID: 4D560E95-C70A-1A43-8B44-5BEB22020D98) を作成しました。
コマンド (m でヘルプ): n
パーティション番号 (1-128, 既定値 1):
最初のセクタ (2048-134217694, 既定値 2048):
最終セクタ, +/-セクタ番号 または +/-サイズ{K,M,G,T,P} (2048-134217694, 既定値 134217694):
新しいパーティション 1 をタイプ Linux filesystem、サイズ 64 GiB で作成しました。
コマンド (m でヘルプ): w
パーティション情報が変更されました。
ioctl() を呼び出してパーティション情報を再読み込みします。
ディスクを同期しています。
これで、パーティションが作成されました。
次にフォーマットします。
mkfs.ext4 /dev/sdb1
mke2fs 1.45.2 (27-May-2019)
Creating filesystem with 16776955 4k blocks and 4194304 inodes
Filesystem UUID: 9c084004-6a82-478c-be66-023794eb46c0
Superblock backups stored on blocks:
32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208,
4096000, 7962624, 11239424
Allocating group tables: done
Writing inode tables: done
Creating journal (65536 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done
これでext4でフォーマットされました。
マウント
今回は「/mnt」にマウントしたいと思います。
(予め「/mnt」ディレクトリは作成しておきます)
コマンドでマウント
以下のコマンドで、「/dev/sdb1(外付けHDD)」を「/mnt」にマウントできます。
mount /dev/sdb1 /mnt
ただし…再起動すると、マウントし直す必要があります。
識別値UUIDでマウント
先ずは以下のコマンドでUUIDを調べます。
lsblk -f
こんな様に表示されるので、今回マウントしようとしている「sdb1」のUUDI(ここでは「9c084004-6a82-478c-be66-023794eb46c0」)を控えておきます。
NAME FSTYPE LABEL UUID FSAVAIL FSUSE% MOUNTPOINT
sda
├─sda1 vfat 4927-92A5 452.5M 11% /boot
├─sda2 ext4 a52f3e56-25e8-4e82-82c9-775e066258e9 50.4G 8% /
└─sda3 swap 52bbb2eb-fc34-44c6-90be-09b49d5ad8bb [SWAP]
sdb
└─sdb1 ext4 9c084004-6a82-478c-be66-023794eb46c0
sr0
そしたら「nano」等のエディタで「/etc/fstab」を開き、以下の行を追記します。
# /dev/sdb1(追記)
UUID=9c084004-6a82-478c-be66-023794eb46c0 /mnt ext4 defaults 0 2
再起動すると、反映されます。
本当にマウントされたか、dfコマンドで確認してみます。
$ df
ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
dev 2010524 0 2010524 0% /dev
run 2019220 724 2018496 1% /run
/dev/sda2 61147980 5144952 52867184 9% /
tmpfs 2019220 0 2019220 0% /dev/shm
tmpfs 2019220 0 2019220 0% /sys/fs/cgroup
tmpfs 2019220 56 2019164 1% /tmp
/dev/sda1 523248 59932 463316 12% /boot
/dev/sdb1 65792536 53272 62367492 1% /mnt
tmpfs 403844 1180 402664 1% /run/user/120
tmpfs 403844 0 403844 0% /run/user/1000
「/dev/sdb1」が「/mnt」にマウントされていることが確認できます。
アンマウント
こちらは簡単で、以下のコマンドでアンマウントできます。
umount /mnt