「MariaDBのインストール」の版間の差分
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次に以下のコマンドでユーザーを追加します。 | 次に以下のコマンドでユーザーを追加します。 | ||
<syntaxhighlight lang="text">MariaDB> CREATE USER '[追加するユーザーID]'@'[接続元ホスト名やIPアドレス]' IDENTIFIED BY '[パスワード]'; | <syntaxhighlight lang="text">MariaDB> CREATE USER '[追加するユーザーID]'@'[接続元ホスト名やIPアドレス]' IDENTIFIED BY '[パスワード]'; | ||
− | MariaDB> GRANT ALL PRIVILEGES ON | + | MariaDB> GRANT ALL PRIVILEGES ON [スキーマ名].* TO '[追加したユーザーID]'@'[接続元ホスト名やIPアドレス]'; |
MariaDB> FLUSH PRIVILEGES; | MariaDB> FLUSH PRIVILEGES; | ||
MariaDB> quit</syntaxhighlight> | MariaDB> quit</syntaxhighlight> |
2019年10月29日 (火) 11:16時点における版
さくらのレンタルサーバー上でコーディングするの大変なので、VirtualBox上に環境作成をはじめました。
一応、OSはArchLinuxなので備忘録的にこちらに上げておきます。
(参考になれば幸いです…)
MariaDBって?
私もはじめは「なんじゃこりゃ?」って思っていました。
同じく「なんじゃこりゃ?」って思った方はこちらをご覧になると、「なるほど!」ってなるかと思います。
MariaDB - Wikipedia
インストール
基本的にはArchWikiに従ってインストールしていきます。
下記コマンドを実行して、MariaDBをインストールします。
pacman -S mariadb
インストールしたら以下のコマンドをそのまま実行します。
mysql_install_db --user=mysql --basedir=/usr --datadir=/var/lib/mysql
何をしているかと言うと…こんなことをしているようです。
そしたら、MariaDBのサービスを以下のコマンドで有効化します。
systemctl start mariadb
systemctl enable mariadb
設定
引き続き以下のコマンドを実行して、設定していきます。
mysql_secure_installation
色々とメッセージが出てきますが以下のような内容です。
特にこだわりが無いのであれば、[Y/n]は「Y」で問題ありません。
「NOTE: RUNNING ALL PARTS OF THIS SCRIPT IS RECOMMENDED FOR ALL MariaDB SERVERS IN PRODUCTION USE! PLEASE READ EACH STEP CAREFULLY!」
「注:このスクリプトのすべての部分を実行することは、本番使用中のすべてのMariaDBサーバーに推奨されます! 各ステップを注意深く読んでください!」
「In order to log into MariaDB to secure it, we'll need the current password for the root user.」
「MariaDBにログインしてセキュリティを確保するには、rootユーザーの現在のパスワードが必要です。」
「If you've just installed MariaDB, and haven't set the root password yet, you should just press enter here.」
「MariaDBをインストールしたばかりで、まだrootパスワードを設定していない場合は、ここでEnterキーを押すだけです。」
はい…指示に従ってEnterキーを押します。
「OK, successfully used password, moving on...」
「OK、パスワードを正常に使用しました。次に進みます...」
次に進みます…
「Setting the root password or using the unix_socket ensures that nobody can log into the MariaDB root user without the proper authorisation.」
「rootパスワードを設定するか、unix_socketを使用すると、適切な承認なしに誰もMariaDB rootユーザーにログインできなくなります。」
「You already have your root account protected, so you can safely answer 'n'.」
「ルートアカウントは既に保護されているため、「n」と安全に答えることができます。」
「Switch to unix_socket authentication [Y/n] 」
「unix_socket認証に切り替えます[Y / n]」
切り替えたいので「Y」で答えます…
「Enabled successfully!」
「有効になりました!」
「Reloading privilege tables..」
「特権テーブルの再読み込み..」
「 ... Success!」
「... 成功!」
次に進みます…
「You already have your root account protected, so you can safely answer 'n'.」
「ルートアカウントは既に保護されているため、「n」と安全に答えることができます。」
「Change the root password? [Y/n] 」
「ルートパスワードを変更しますか? [Y / n]」
変更したいので「Y」で答えます…
New password:
Re-enter new password:
rootのパスワードを2回入力します。
「Password updated successfully!」
「パスワードが正常に更新されました!」
「Reloading privilege tables..」
「特権テーブルの再読み込み..」
「... Success!」
「... 成功!」
次に進みます…
「By default, a MariaDB installation has an anonymous user, allowing anyone to log into MariaDB without having to have a user account created for them.」
「デフォルトでは、MariaDBインストールには匿名ユーザーが含まれており、ユーザーアカウントを作成しなくても誰でもMariaDBにログインできます。」
「This is intended only for testing, and to make the installation go a bit smoother. You should remove them before moving into a production environment.」
「これはテストのみを目的としており、インストールを少しスムーズにするためのものです。実稼働環境に移行する前にそれらを削除する必要があります。」
「Remove anonymous users? [Y/n]」
「匿名ユーザーを削除しますか? [Y / n]」
当然削除なので「Y」で答えます。
「 ... Success!」
「 ... 成功!」
次…
「Normally, root should only be allowed to connect from 'localhost'. 」
「通常、ルートは「localhost」からの接続のみを許可する必要があります。」
「This ensures that someone cannot guess at the root password from the network.」
「これにより、誰かがネットワークからルートパスワードを推測できないようになります。」
「Disallow root login remotely? [Y/n] 」
「リモートでrootログインを許可しませんか? [Y / n]」
rootはローカルのみにしたいので「Y」で答えます。
「 ... Success!」
「 ... 成功!」
次…
「By default, MariaDB comes with a database named 'test' that anyone can access.」
「デフォルトでは、MariaDBには「test」という名前のデータベースが付属しており、誰でもアクセスできます。」
「This is also intended only for testing, and should be removed before moving into a production environment.」
「これもテスト専用であり、本番環境に移行する前に削除する必要があります。」
「Remove test database and access to it? [Y/n] 」
「テストデータベースを削除してアクセスしますか? [Y / n]」
余計なものは消したいので「Y」で答えます…
「 - Dropping test database...」
「-テストデータベースを削除しています...」
「 ... Success!」
「 ... 成功!」
「 - Removing privileges on test database...」
「 -テストデータベースの権限を削除しています...」
「 ... Success!」
「 ... 成功!」
つぎ…
「Reloading the privilege tables will ensure that all changes made so far will take effect immediately.」
「特権テーブルをリロードすると、これまでに行われたすべての変更がすぐに有効になります。」
「Reload privilege tables now? [Y/n] 」
「今すぐ特権テーブルをリロードしますか? [Y / n]」
すぐに反映したいので「Y」です…
「 ... Success!」
「 ... 成功!」
「Cleaning up...」
「クリーニングアップ…」
「All done!」
「すべて実行した!」
「If you've completed all of the above steps, your MariaDB installation should now be secure.」
「上記の手順をすべて完了したら、MariaDBのインストールは安全になります。」
「Thanks for using MariaDB!」
「MariaDBをご利用いただきありがとうございます!」
設定完了!
ユーザーの追加
普段使いでrootを使用したくは無いですよね…なので普段使いのユーザーを追加します。
ひとまず、以下のコマンドを実行して、MariaDBにログインします。
mysql -u root -p
パスワードは前出で設定したパスワードです。
次に以下のコマンドでユーザーを追加します。
MariaDB> CREATE USER '[追加するユーザーID]'@'[接続元ホスト名やIPアドレス]' IDENTIFIED BY '[パスワード]';
MariaDB> GRANT ALL PRIVILEGES ON [スキーマ名].* TO '[追加したユーザーID]'@'[接続元ホスト名やIPアドレス]';
MariaDB> FLUSH PRIVILEGES;
MariaDB> quit
[追加するユーザーID]や[接続元ホスト名やIPアドレス]は入れ替えてください。
それぞれ、シングルクォーテーションで囲われています。
[接続元ホスト名やIPアドレス]は「接続元」です、「localhost」を設定するとローカルログイン専用のIDになります。