「ReadyMedia(旧名 MiniDLNA) のインストール」の版間の差分
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2019年7月23日 (火) 14:55時点における版
目次
インストール
とても簡単で、以下のコマンドを実行して、ReadyMediaをインストールするだけです。
sudo apt-get install minidlna
準備
DLNAで共有?するためのディレクトリを適当に作成します。
今回は、「/share」ディレクトリを作成し、その配下に「movies」「photos」「musics」のディレクトリを作成し、それを共有するようにしてみます。
以下のコマンドを実行して、それぞれのディレクトリを作成します。
sudo mkdir /share
sudo mkdir /share/movies
sudo mkdir /share/photos
sudo mkdir /share/musics
※ディレクトリパスは環境に合わせて変更してください。
また、ReadyMediaがアクセスできるように各ディレクトリの所有権を変更します。
sudo chown pi:pi /share
sudo chown pi:pi /share/movies
sudo chown pi:pi /share/photos
sudo chown pi:pi /share/musics
設定
「/etc」ディレクトリに「minidlna.conf」ファイルが作成されるので、「nano」等のエディタで設定を変更します。
(デフォルトで「media_dir=/var/lib/minidlna」が設定されています。必要に応じてコメントアウトしてください。)
共有設定
動画の共有
明示的に動画を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。
media_dir=V,/share/movies
画像の共有
動画と同様に、画像を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。
media_dir=P,/share/photos
音楽の共有
音楽を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。
media_dir=M,/share/musics
組み合わせ
例えばディレクトリに動画と画像が保存されていて、両方共有したい場合は、以下の様に設定します。
media_dir=VP,/share/MoviesAndPhotos
新しいファイルの監視
ファイルを格納したときに、自動的に共有する設定をします。
【修正前】
#inotify=yes
【修正後】
inotify=yes
また監視間隔を設定します。
【修正前】
#notify_interval=895
【修正後】
notify_interval=60
(単位は「秒」です。上記の例では1分間隔で監視します)
監視が必要なファイル数が非常に多い場合は、以下のコマンドを実行してファイル数を増やしておく必要があります。
(デフォルトは8192です)
sudo sysctl fs.inotify.max_user_watches=100000
ただ…このままだと再起動すると値がもとに戻ってしまいます。
そこで「/etc/sysctl.conf」に以下の行を追記します。
fs.inotify.max_user_watches=100000
コマンド
インストールした状態でサービスは有効になっていますが…各コマンドは以下のとおりです。
起動
sudo /etc/init.d/minidlna start
終了
sudo /etc/init.d/minidlna stop
状態確認
sudo /etc/init.d/minidlna status
参考サイト
Raspberry Piを用いたDLNAホームサーバー|Lanhome
ReadyMedia - ArchWiki
ラズパイのNo space left on deviceに対処する方法