「Dropboxのインストール/ArchLinux」の版間の差分

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そこから、公式サイトの通り以下のコマンドを実行します。
 
そこから、公式サイトの通り以下のコマンドを実行します。
{{bc|$ cd ~ && wget -O - "https://www.dropbox.com/download?plat=lnx.x86_64" | tar xzf -}}
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{{bc|$ cd ~ && wget -O - "https://www.dropbox.com/download?plat=lnx.x86_64" | tar xzf -}}
 
するとホームディレクトリに「.dropbox-dist」ディレクトリが作成されます。<br/>
 
するとホームディレクトリに「.dropbox-dist」ディレクトリが作成されます。<br/>
 
  
 
次に操作しやすくするためにパイソンのツールを以下のコマンドでダウンロードします。<br/>
 
次に操作しやすくするためにパイソンのツールを以下のコマンドでダウンロードします。<br/>

2019年12月28日 (土) 16:34時点における最新版

Dropboxをインストールします。
Debianのときに懲りたので、「nautilus-dropbox」を入れていこうと思ったのですが…

普通にDropboxの公式サイトに載っている方法で動きました(^_^;)

ここに公式サイトの内容を載せても面白くないので、CUIインストール&バックグラウンド起動までやってみようかと思います。
(Debianで挫折したやつですね…)

ダウンロード

まずは、ドロップボックスを利用したいユーザーでsshログインします。
もちろんsuしてもOKです。


そこから、公式サイトの通り以下のコマンドを実行します。

$ cd ~ && wget -O - "https://www.dropbox.com/download?plat=lnx.x86_64" | tar xzf -

するとホームディレクトリに「.dropbox-dist」ディレクトリが作成されます。

次に操作しやすくするためにパイソンのツールを以下のコマンドでダウンロードします。
(実行権が付いていないので、実行権も付与します。)

$ wget "https://linux.dropbox.com/packages/dropbox.py"
# chmod +x ~/dropbox.py

ここでもし、Pythonをインストールしていなかったら、以下のコマンドでインストールします。

# pacman -S python

起動

ひとまず手順通りに

最初の起動でデーモンの登録やアカウントとのリンクをするので、公式サイトの手順通りに以下のコマンドを実行します。

~/.dropbox-dist/dropboxd

すると…以下のメッセージが出続けます。

 Dropbox ...
https://www.dropbox.com/cli_link_nonce?nonce=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

パソコンからでもよいので、表示されているURLにアクセスして、ドロップボックスのユーザーIDとパスワードを入力します。
予めログインしている場合はリンクの確認画面が出るので「リンクする」をクリックします。


これで、デーモンの登録とアカウントのリンクの完了です。
(sshの画面はメッセージは止まりますが…プロンプトに戻りません…「Ctrl+C」で抜けます)

手動で起動

手動で起動する場合はツールを利用して以下のコマンドで実行します。

~/dropbox.py start

停止は以下のコマンド

~/dropbox.py stop

状態の確認は以下です。

~/dropbox.py status

その他のコマンドは以下を参照してください。
Linux で Dropbox を利用する:ソース、コマンド、リポジトリからのインストール - Dropbox ヘルプ – Dropbox ヘルプ

特定ユーザーでバックグラウンドで自動起動

ここまで来れば、バックグラウンドで…しかもユーザー指定で動かしたくなります。
(Debianの時は、GNOMEの自動ログインを使用していました…)


早速サービスファイルを作成します。
以下のコマンドでサービスファイルを作成します。

nano /etc/systemd/system/dropbox@.service

ファイルの内容は以下の通りです。

[Unit]
Description=Dropbox Service
After=network-online.target
Wants=network-online.target

[Service]
ExecStart=/home/%i/dropbox.py start
ExecReload=/home/%i/dropbox.py stop && /home/%i/dropbox.py start
ExecStop=/home/%i/dropbox.py stop
Type=oneshot
RemainAfterExit=yes
User=%i

[Install]
WantedBy=multi-user.target

ポイントはネットワーク起動後に起動しているくらいでしょうか…
「%i」はサービス起動時に「@」の後ろに記入した文字列に置き換えられます。

サービスファイルを作成したら、さっそく以下のコマンドで起動してみます。

systemctl start dropbox@[userid]

[userid]はドロップボックスで使用する(先ほどリンクした)ArchLinuxのユーザーIDに置き換えてください。

以下コマンドを実行して「Active: active (exited)」と出ていればOKです。

systemctl status dropbox@[userid]

止めるときは

systemctl stop dropbox@[userid]

です。

再起動後も有効にしたいので、以下のコマンドを実行します。

systemctl enable dropbox@[userid]

再起動しても「Active: active (exited)」と出ていればOKです。

蛇足

外付けHDDに同期させる

「/mnt」にマウントしたHDDに「Dropbox」ディレクトリを作成して、シンボリックリンクを張りたいと思います。
(以下Dropbox用のユーザーで作業します)


まずは以下のコマンドでディレクトリを作成します。

mkdir /mnt/Dropbox

念のためにサービスを停止させます。

systemctl stop dropbox@[userid]

次に、自動で作成されたホームディレクトリの「Dropbox」ディレクトリの名前を以下のコマンドで変更します。

mv ~/Dropbox ~/Dtopbox_old

シンボリックリンクを張ります。

ln -s /mnt/Dropbox ~/Dropbox

最後にサービスを起動します。

systemctl start dropbox@[userid]

参考サイト

インストール - Dropbox
Linux で Dropbox を利用する:ソース、コマンド、リポジトリからのインストール - Dropbox ヘルプ – Dropbox ヘルプ
network-online.target の有効化