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ArchLinuxのインストール

11,239 バイト追加, 2019年7月23日 (火) 14:56
編集の要約なし
「外部からSSH接続したい」でも「IPアドレスが半固定」しかも「IPv6プラス」ってなると、なかなかIPv6に対応したDDNS(ダイナミックドメインネームサーバー)が見つからないです。<br/>今のところメジャーなのが「= イメージのダウンロード =先ずは「[https://i.openwww.adarchlinux.jp/ OPEN IPv6 ダイナミック DNS for フレッツ・光ネクストArch Linux JP Project]」をブラウザで開きます。<br/>以下の画面が表示されるので、右上の「ダウンロード」をクリックします。<br/>[[ファイル:archlinux-install-001.png | 400px]]」みたいなので、これを利用して外部から接続できるようにしてみたいと思います。
== 現在のIPv6アドレスの確認 ==
外部に公開したいサーバーのIPv6アドレスを調べます。<br/>googleで調べると「ifconfigで調べる」というのがたくさんヒットしますが、Debian9.9では「ifconfig」が非推奨になってしまったので、代わりに「ip」で調べます。(Raspbianは「ifconfig」で調べられます)
<syntaxhighlight lang="bash">ip a</syntaxhighlight>
で、以下のような結果が得られるかと思います。
<syntaxhighlight lang="bash">1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
inet 127.0.0.1/8 scope host lo
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 ::1/128 scope host
valid_lft forever preferred_lft forever
2: enxAABBCCDDEEFF: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000
link/ether AA:BB:CC:DD:EE:FF brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
inet 192.168.1.2/24 brd 192.168.1.255 scope global enxAABBCCDDEEFF
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 HHHH:IIII:JJJJ:KKKK:LLLL:MMMM:NNNN:OOOO/64 scope global noprefixroute dynamic
valid_lft 86398sec preferred_lft 14398sec
inet6 PPPP:QQQQ:RRRR:SSSS:TTTT:UUUU/64 scope link
valid_lft forever preferred_lft forever
</syntaxhighlight>
「inet6」の「scope global」となっている「HHHH:IIII:JJJJ:KKKK:LLLL:MMMM:NNNN:OOOO」がグローバルIPv6アドレスとなります。<br/>
(セキュリティ的には危険ですが、試しにルーターの設定を「パススルーを許可する」にして、このアドレスにSSH接続してみると接続できるかと思います。もちろんアドレスが変わってしまえば接続できなくなりますが…)
「HTTP で直接ダウンロード (推奨)」の日本のサーバーから適当なサーバーをクリックします。<br/>[[ファイル:archlinux-install-002.png | 400px]]  ディレクトリの内容が表示されたら「*.iso」ファイルをクリックして、ダウンロードします。<br/>[[ファイル:archlinux-install-003.png | 400px]] =USBの作成 = 「OPEN IPv6 ダイナミック DNS for フレッツ・光ネクスト」に登録 今回はインストールメディアにUSBメモリを使用しました。# ISOファイルをUSBに展開する<br/>適切な表現かどうかはおいといて…ISOファイルをUSBに展開する。<br/>私の場合、WindowsPCでツールを使用した。ツールは「Rufus」を使用しました。<br/>(手元にツールが無いので説明は割愛します…ググってください…すみません…)<br/><br/># Lattepandaに差し込む<br/>USBポートが3つあるのはありがたい(他2つにはキーボードとマウスをつなぐ) = UEFIの設定確認 =インストールを開始する前に、UEFIの設定を確認します。<br/>Latttepamda起動時に「Deleteキー」を連打して、UEFIのメニューに入ります。<br/> == セキュアブートの無効化 ==次に「OPEN IPv6 ダイナミック DNS for フレッツ・光ネクスト」に登録していきます。セキュアブートはLinuxの世界ではまだ一般的では無いと思うので、セキュアブートを使用しない方向でインストールしていきます。<br/>UEFIメニューで「Security」を選択します。<br/>[[ファイル:archlinux-install-101.png | 400px]]  「Security」画面で「Secure Boot Menu」を選択します。<br/>まずは「[[httpsファイル:archlinux-install-102.png | 400px]]  「Secure Boot Menu」画面で「Secure Boot」が「Disabled」になっていることを確認します。<br/>「Disabled」になっていない場合は、「Disabled」に変更します<br/>(画面見づらくてスミマセン…)<br/i>[[ファイル:archlinux-install-103.openpng | 400px]]  == ファーストブートの無効化とブートデバイスの順番 ==ファーストブートとブートデバイスの設定を確認します。<br/>画面上部のメニューから「Boot」を選択します。<br/>「Boot」画面中程の「Fast Boot」が「Disabled」になっていることを確認します。<br/>「Disabled」になっていない場合は、「Disabled」に変更します<br/> 次に「起動順」の確認です。<br/>「Boot」画面下部の「Boot Option Priorities」の順番で、「Boot Option #1」にUSBメモリーが来るように設定します。<br/>(画面はUSBを刺さずに取ったので、USBメモリが表示されていません…スミマセン)<br/>[[ファイル:archlinux-install-104.adpng | 400px]]  == 保存して起動 ==最後に「F4」キーを押して、保存してメニューを終了させます。  = USBから起動 =UEFIのメニューを終了すると、起動が始まります。<br/>起動すると、以下の画面が表示されます。<br/>この画面で「Arch Linux archiso x86_64 UEFI USB」を選択します。<br/>[[ファイル:archlinux-install-004.jp/ OPEN IPv6 ダイナミック DNS for フレッツ・光ネクストpng | 400px]]」にアクセスします。 しばらく真っ黒な画面が続きますが、根気よく待ち続けます…。<br/>すると、画面下部に以下のような項目があるかと思いますので、入力していきます。しばらくすると、以下の画面が表示されます。<br/>[[ファイル:Ddnsarchlinux-settinginstall-001005.png | 400px]] この状態はいわゆる「ライブ起動(インストール無しで起動)」の状態です。<br/>この状態から、インストールしていきます。 = インストール === キーボード設定 ==今の状態は「英字キーボード」になっています。<br/>英字キーボードを使用している人はそのままでも良いですが、日本語キーボードを使用してい人は記号の入力で手間取るので、日本語キーボードに切り替えます。<br/>以下のコマンドで選択できるキーボードの一覧を表示することが出来ます…(一覧見たからなんなんだって感じですが…)。<syntaxhighlight lang="bash">ls /usr/share/kbd/keymaps/**/*.map.gz</syntaxhighlight> キーボードのロードは以下のコマンドを実行します。<syntaxhighlight lang="bash">loadkeys jp106</syntaxhighlight> == UEFIかどうか確認 ==LattapnadaはネイティブUEFIなのでこの作業は不要です…。<syntaxhighlight lang="bash">ls /sys/firmware/efi/efivars</syntaxhighlight>このコマンドでnot foundにならなければ「UEFI」で起動されています。 == パーティション作成 ==以下の手順はまっさらなHDDにインストールする手順になっちゃってます。<br/>パーティションが作成済みの場合は、パーティションを削除してから作業してください。<br/> まず、以下のコマンドでデバイス名を確認します。<br/><syntaxhighlight lang="bash">fdisk -l</syntaxhighlight>  こんな感じで、表示されます。(ちょっと表示が違うかもです…)<syntaxhighlight lang="bash">ディスク /dev/mmcblk0: 64 GiB, 68719476736 バイト, 134217728 セクタディスク型式: HARDDISK 単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイトI/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト</syntaxhighlight>大概「/dev/mmcblk0」になっているかと思います。<br/>  以下のコマンドで「/dev/mmcblk0」にパーティションを作成していきます。<br/><syntaxhighlight lang="bash">fdisk /dev/mmcblk0</syntaxhighlight>  「fdisk」コマンドは対話型で起動します。<br/>操作の一覧は「m」で見ることが出来ます。<br/><syntaxhighlight lang="bash">Command (m for help): m Help:  DOS (MBR) a toggle a bootable flag b edit nested BSD disklabel c toggle the dos compatibility flag  Generic d delete a partition F list free unpartitioned space l list known partition types n add a new partition p print the partition table t change a partition type v verify the partition table i print information about a partition  Misc m print this menu u change display/entry units x extra functionality (experts only)  Script I load disk layout from sfdisk script file O dump disk layout to sfdisk script file  Save & Exit w write table to disk and exit q quit without saving changes  Create a new label g create a new empty GPT partition table G create a new empty SGI (IRIX) partition table o create a new empty DOS partition table s create a new empty Sun partition table</syntaxhighlight>   今後主流になる可能性が高いGPTでパーティションテーブルを作成します。<br/>GPTでパーティションテーブルを作成する場合は「g」を入力します。<br/><syntaxhighlight lang="bash">Command (m for help): g Created a new GPT disklabel (GUID: 2FA51CB3-DEF4-6645-9B9B-26EA9C143903).</syntaxhighlight>  次にパーティションを作成していきます。<br/>Windowsの場合はこだわりが無い限り、パーティション分割はしないものですが…<br/>Linuxでは普通にパーティション分割します。<br/> 以下のパーティション分割は、初心者向けになっています。<br/>こだわりがある方は、自由に分割して良いかと思います。<br/> 今回は以下のパーティション作成します。<dl><dt>/dev/mmcblk0p1</dt><dd>EFI用パーティション(512MByte)</dd><dt>/dev/mmcblk0p2</dt><dd>システム用パーティション(64GByte - 512MByte - 4GByte)</dd><dt>/dev/mmcblk0p3</dt><dd>スワップ用パーティション(4GByte)</dd></dl> まず、UEFI用のパーティションを512MByteで作成します。<br/>パーティションの作成は「n」で行います。<syntaxhighlight lang="bash">Command (m for help): nPartition number (1-128, default 1):First sector (2048-134217694, default 2048): Last sector, +/-sectors or +/-size{K,M,G,T,P} (2048-134217694, default 134217694): +512M Created a new partition 2 of type 'Linux filesystem' and of size 512 MiB.</syntaxhighlight> 次に、システム用パーティションを「残りの容量 - 4GByte」で作成します。<syntaxhighlight lang="bash">Command (m for help): nPartition number (1,3-128, default 2): First sector (1050624-134217694, default 1050624): Last sector, +/-sectors or +/-size{K,M,G,T,P} (1050624-134217694, default 134217694): -4G Created a new partition 1 of type 'Linux filesystem' and of size 59.5 GiB.</syntaxhighlight> 最後に、スワップ用パーティションを4GByteで作成します。<syntaxhighlight lang="bash">Command (m for help): nPartition number (3-128, default 3): First sector (125829120-134217694, default 125829120): Last sector, +/-sectors or +/-size{K,M,G,T,P} (125829120-134217694, default 134217694):  Created a new partition 3 of type 'Linux filesystem' and of size 4 GiB.</syntaxhighlight> それぞれの目的に合わせてパーティションタイプを設定します。<br/>設定できるパーティションタイプは「l」で確認することが出来ます。<br/>リストから抜ける場合は「q」を押します。<br/>  「/dev/mmcblk0p1」はUEFI用パーティションなので、「EFI System」を設定します。<br/>パーティションタイプの設定は「t」で行います。<syntaxhighlight lang="bash">Command (m for help): tPartition number (1-3, default 3): 1Partition type (type L to list all types): 1 Changed type of partition 'Linux filesystem' to 'EFI System'.</syntaxhighlight> 「/dev/mmcblk0p3」はスワップ用パーティションなので、「Linux swap」を設定します。<syntaxhighlight lang="bash">Command (m for help): tPartition number (1-3, default 3): 3Partition type (type L to list all types): 19 Changed type of partition 'Linux filesystem' to 'Linux swap'.</syntaxhighlight> 「/dev/mmcblk0p2」を設定していませんが、デフォルトで「Linux File System」なので特に変更しません。 最後に、これまで設定した内容をHDDに書き込みます。<br/>HDDへの書き込みは「w」で行います。<syntaxhighlight lang="bash">Command (m for help): wThe partition table has been altered.Calling ioctl() to re-read partition table.Syncing disks.</syntaxhighlight> == フォーマット ==各パーティションを利用できるようにするために、フォーマットしていきます。<br/>使用目的によって、フォーマットのやり方が異なります。 UEFI領域のフォーマットは、以下のコマンドで、FAT32にフォーマットします。<syntaxhighlight lang="bash">mkfs.fat -F32 /dev/mmcblk0p1</syntaxhighlight> システム領域は以下のコマンドで、ext4にフォーマットします。<syntaxhighlight lang="bash">mkfs.ext4 /dev/mmcblk0p2</syntaxhighlight> スワップ領域は以下のコマンドで、swap領域に設定します。<syntaxhighlight lang="bash">mkswap /dev/mmcblk0p3swapon /dev/mmcblk0p3</syntaxhighlight> == マウント ==フォーマットが終わったら、HDDをマウントします。<br/>ここはAcrhLinuxのインストールガイドに則り、以下のコマンドで「/mnt」にマウントします。<syntaxhighlight lang="bash">mount /dev/mmcblk0p2 /mnt</syntaxhighlight> UEFI領域は「/mnt/boot」にマウントします。<syntaxhighlight lang="bash">mkdir /mnt/bootmount /dev/mmcblk0p1 /mnt/boot</syntaxhighlight> == システムクロックの設定 ==よくわからないのですが…www<br/>システムクロックの設定をします。<br/>(ntpを使用するように設定しているのかな?)<syntaxhighlight lang="bash">timedatectl set-ntp true</syntaxhighlight>  == ミラーサイトの設定 ==「/etc/pacman.d/mirrorlist」を編集して、ミラーサイトを設定します。<br/>どうやらデフォルトで「nano」が入っているようなので、nanoで編集します<br/><syntaxhighlight lang="bash">nano /etc/pacman.d/mirrorlist</syntaxhighlight> すごい量が表示されるかと思います。<br/>日本のミラーサイトは3つ登録されていますので、それを最上位(ファイルの先頭)に移動します。<br/>  == プロキシが必要なら設定 ==プロキシ配下でインストールしている場合は、ここでプロキシの設定をしておきます。<br/>以下のコマンドで、プロキシの環境変数を設定します。<br/><syntaxhighlight lang="bash">export HTTP_PROXY=[userid]:[password]@[host]:[port]export HTTPS_PROXY=[userid]:[password]@[host]:[port]export http_proxy=[userid]:[password]@[host]:[port]export https_proxy=[userid]:[password]@[host]:[port]</syntaxhighlight>[userid][password][host][port]はそれぞれ、実際の値に置き換えてください。<br/>パスワードやユーザーIDに「@」が含まれる場合は「%40」に置き換えます。<br/>(その他記号も置き換える必要があります。詳しくはググってください) == ベースシステムのインストール ==ようやくインストールです。<br/>以下のコマンドを実行して、HDDにArchLinuxをインストールしてください。<syntaxhighlight lang="bash">pacstrap /mnt base base-devel</syntaxhighlight> = システム設定 === fstabの作成 ==以下のコマンドを実行して、システム起動時のパーティションマウントを設定します。<syntaxhighlight lang="bash">genfstab -U /mnt >> /mnt/etc/fstab</syntaxhighlight>この作業で、再起動後「/dev/mmcblk0p2」がルートディレクトリになります。 == 一時的にルートディレクトリを変更 ==この後の設定のために、ルートディレクトリを変更します。<syntaxhighlight lang="bash">arch-chroot /mnt</syntaxhighlight> == タイムゾーンの設定 ==以下のコマンドを実行して、タイムゾーンを設定します。<syntaxhighlight lang="bash">ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtimehwclock --systohc --utc</syntaxhighlight> == ロケールの設定 ==「/etc/locale.gen」を編集して、利用するロケールを選択します。<br/>「nano」で「/etc/locale.gen」を開いて、「en_US.UTF-8 UTF-8」と「ja_JP.UTF-8 UTF-8」をコメントアウトします。<syntaxhighlight lang="bash">nano /etc/locale.gen</syntaxhighlight>
* ホスト名:任意のホスト名を入力します編集後、以下のコマンドを実行して、ロケール等を反映します。* 初期IPv6アドレス(オプション):前段で取得したIPv6アドレスを入力します<syntaxhighlight lang="bash">locale-gen* メールアドレス:ホストキー(後述します)紛失時に使用します。(登録しておいたほうが安全です)echo LANG=en_US.UTF-8 > /etc/locale.confecho KEYMAP=jp106 > /etc/vconsole.conf</syntaxhighlight>
入力し終わったら「作成」ボタンをクリックします。== ホストネームの設定 ==以下のコマンドを実行して、ホストネームを設定します。<brsyntaxhighlight lang="bash">echo [hostname] > /etc/>「新しい DDNS ホスト 「example.i.open.ad.jp」 の作成が完了しました。」と表示されればOKです。hostname<br/syntaxhighlight>「OK」ボタンをクリックします。[hostname]は実際に合わせて置き換えてください。
すると以下の様な一覧が表示されます。(横長ではみ出てますwww)また、以下の様に「hosts」ファイルを編集します。<brsyntaxhighlight lang="bash">nano />[[ファイル:Ddns-setting-002.png]]etc/hosts<br/syntaxhighlight>* ホスト名(FQDN):IPアドレスの代わりに使うホスト名になります* IPv6アドレス:上の画像では「::1」と表示されてしまっていますが、実際は現在のIPv6アドレスが表示されます* ホストキー情報:ホストキーと合わせて、更新用の「ホスト名」「アドレス」「URL」が表示されています* 登録メールアドレス:登録時に入力したメールアドレスが表示されています* クエリ回数~操作:省略
ちなみに、登録したWEBブラウザで「[https内容は以下のとおりです。<syntaxhighlight lang="bash">127.0.0.1 localhost:://i1 localhost127.0.open1.ad1 [hostname].jp/ OPEN IPv6 ダイナミック DNS for フレッツ・光ネクスト]」を開くと登録したホスト一覧が表示されるのですが、別のWEBブラウザで開くとホスト一覧が表示されません…。localdomain [hostname]<br/syntaxhighlight>そんなときは、「過去に作成した DDNS ホストをリストに追加」機能を利用して、表示させたい「ホストキー」を入力するとこで表示できるようになります。
また、その下の更新用「ホスト名」「アドレス」「URL」ですが、公開したいサーバーのIPv6アドレスが変わってしまったときに、公開したいサーバーから「ホスト名」「アドレス」にpingや「URL」にアクセスするとIPv6アドレスが最新の情報に更新されます。<br/>(ルーターからやっちゃダメですよ…ルーターのIPv6アドレスに書き換わっちゃうので…私はしばらくルーターからやってましたwww)
登録は以上です。== rootパスワードの変更 ==rootアカウントのパスワードを変更します。<syntaxhighlight lang="bash">passwd</syntaxhighlight>
== systemdでIPv6の更新をする ==
systemdを使用して、一定間隔で「アドレス」にpingをするようにしてみます。<br/>先ずは、公開したいサーバーにログインして、以下のコマンドを実行します。
<syntaxhighlight lang="bash">sudo nano /etc/systemd/system/ddns-update.service</syntaxhighlight>
新しくファイルを作成しているので、中身はなにもないはずです。<br/>ちなみに「/etc/systemd/system」ディレクトリは「systemd」で動かすサービスファイル置き場みたいです。<br/>つまり今回は「ddns-update」サービスを作成していきます。
次にファイルの中身ですが、以下の様にします。== マイクロコードのインストール ==LattepandはIntelのCPUを使用しているので、以下のコマンドを実行してマイクロコードをインストールします。<br/>適用は後でします。<syntaxhighlight lang="bash">[Unit]Description=ddns ipv6 updatepacman -S intel-ucode</syntaxhighlight>
[Service]Type=simpleExecStart=/bin/ping6 -c 1 [更新用IPv6アドレス]</syntaxhighlight>GRUBのインストール ==[更新用IPv6アドレス]は先程の一覧の「更新用アドレス」に置き換えてください。<br/>上記の一覧の例を反映すると…以下のコマンドを実行して、GRUBブートローダーとEFIブートマネージャーをインストールします。<syntaxhighlight lang="bash">[Unit]pacman -S grubDescription=ddns ipv6 updatepacman -S efibootmgr</syntaxhighlight>
[Service]また、以下のコマンドでArchLinuxをGRUBに登録します。Type<syntaxhighlight lang=simpleExecStart"bash">grub-install --target=x86_64-efi --efi-directory=/bin/ping6 boot --bootloader-c 1 2409:11:c0e0:468:6b16:a7eb:503e:c23bid=ArchLinux</syntaxhighlight>となります。
ちなみに「ping6」はIPv6用のpingコマンド、「== マイクロコードの適用 ==以下のコマンドを実行して、GRUBにマイクロコードを適用するように設定します。<syntaxhighlight lang="bash">grub-mkconfig -c 1」は1回実行という意味です。o /boot/grub/grub.cfg<br/syntaxhighlight>「Description」は好きな内容に変更しても大丈夫です。
次にこれを一定間隔で起動するタイマーを作成します。<br/>以下のコマンドを入力してください。
<syntaxhighlight lang="bash">sudo nano /etc/systemd/system/ddns-update.timer</syntaxhighlight>
これも新規作成です。<br/>
内容は以下の様にします。
<syntaxhighlight lang="bash">[Unit]
Description=ddns ipv6 update timer
[Timer]== chrootから抜ける ==chroot内の作業が終わりましたので、以下のコマンドで抜けます。OnCalendar<syntaxhighlight lang=*-*-* *:00:00"bash">exit</syntaxhighlight>
[Install]== efiファイルのコピー ==WantedBy=timers.target今の状態で再起動すると、UEFIのシェルからファイルを選択する羽目になります。<br/>自動でGRUBが起動するように、以下のコマンドを実行してefiファイルをコピーします。<syntaxhighlightlang="bash">mkdir /mnt/boot/EFI/boot内容的には「ddns-updatecp /mnt/boot/EFI/ArchLinux/grubx64.serviceを毎時0分0秒に起動する」と言って感じです。efi /mnt/boot/EFI/boot/bootx64,efi<br/syntaxhighlight>「ddns-update.service」ファイルと同様に「Description」は好きな内容に変更しても大丈夫です。
準備ができたので、動かしてみます。== アンマウント ==「fstab」に設定済みなので、再起動後は「/mnt」のマウントが不要になります。<br/>なので、「/mnt」を、以下のコマンドでアンマウントします。<br/>動かすときは以下のコマンドを実行します。(と言っても、再起動した時点でアンマウントされるのですが…)<syntaxhighlight lang="bash">sudo systemctl start ddnsumount -update.timerR /mnt</syntaxhighlight>エラーが出なければOKです。<br/>エラーが出たときは内容を確認してください。<br/>内容が合っているのにエラーになるときは…「nano」上で改行をし直してみてください。<br/>(私は改行コードの違いでエラーが出ていることに気づくまで、結構時間がかかってしまいました)
正常に動いたなら、今度は起動時に動くようにします。<br/>以下のコマンドで起動時に動くようになります。== 再起動 ==USBメモリを外したいので、再起動と言いつつ以下のコマンドでシャットダウンします。<syntaxhighlight lang="bash">sudo systemctl enable ddnsshutdown -update.timerh now</syntaxhighlight>
ちなみに、止めたいときは…== USBメモリの取り外しと起動 ==シャットダウンしたら、USBの取り外します。<syntaxhighlight lang="bash">sudo systemctl stop ddns-update.timer<br/syntaxhighlight>電源ボタンを押して、Lattepandaを起動します。
起動時に動かないようにするには…== ログイン ==ログイン画面が表示されたらログインします。<syntaxhighlight lang="bash">sudo systemctl disable ddns-update.timer<br/syntaxhighlight>ユーザーIDは「root」で、パスワードはインストールで設定したパスワードです。
です。== ネットワークの有効化 ==デフォルトではネットワークが自動で起動しないようになっています。<br/>ネットワークを自動で有効になるように設定します。<br/>
先ずは以下のコマンドを実行してNICのデバイス名を取得します。
<syntaxhighlight lang="bash">ip a</syntaxhighlight>
ここで少し疑問に思う人がいるかも知れません…こんなふうに表示されるかと思います。<brsyntaxhighlight lang="bash">1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000 link/>「ddns-updateloopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00 inet 127.0.service」と「ddns-update0.timer」と実行コマンドの「sudo systemctl start ddns-update」の3つを関連付ける設定をしていません。1/8 scope host lo valid_lft forever preferred_lft forever inet6 ::1/128 scope host valid_lft forever preferred_lft forever2: enp0s3: <br/BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP>実は単純な話で、ファイル名だけで関連付いています。<brmtu 1500 qdisc fq_codel state UP group default qlen 1000 link/>「ddns-updateether 08:00:00:00:00:00brd ff:ff:ff:ff:ff:ff inet 10.0.service」と「ddns-update2.timer」は「ddns-update」が同じになっています。<br15/>これで「*24 brd 10.0.service」ファイルと「*2.timer」ファイルはセットだと認識しています。255 scope global dynamic noprefixroute enp0s3 valid_lft 82004sec preferred_lft 82004sec inet6 fe80:0000:0000:0000:0000:0000/64 scope link noprefixroute valid_lft forever preferred_lft forever<br/syntaxhighlight>また実行コマンドは「ddns-update.timer」と指定するだけで「*.service」ファイルを探しに行きます。「lo」じゃないほうがデバイス名です(この場合「enp0s3」です)。
NICのデバイス名を取得したら、以下のコマンドを実行します。<syntaxhighlight lang== ルーターの設定 ==「[[PiVPNによるOpenVPNのインストール#ルーターの設定]]」に書いているので、そちらを参照してください。"bash">systemctl enable dhcpcd@[interface].service<br/syntaxhighlight>sshのデフォルトポートを開放したいなら22番ポートを開放してください(22番ポートを開放するのは危険だと思いますが…)[interface]をNICのデバイス名に置き換えてください。
= 参考サイト =
[https://iwiki.openarchlinux.adjp/index.php/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89 インストールガイド - ArchWiki]<br/>[https://qiita.com/Gen_Arch/items/da296b7cbe5d87abc5a4 ArchLinuxのインストール(3つのブート方式ごとの設定) - Qiita]<br/>[https://wiki.archlinux.jp/ OPEN IPv6 ダイナミック DNS for フレッツ・光ネクストindex.php/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0 パーティショニング - ArchWiki]<br/>[https://qiita.com/honeniq/items/579b36588f3c1061edf5 Arch LinuxをVirtualBox上にインストール - Qiita]<br/>[https://mattintosh.hatenablog.com/entry/20180308/1520518082 VirtualBox の UEFI で Ubuntu が起動しない - mattintosh note]<br/>
[[Category:DebianArchLinux]][[Category:Raspbian]][[Category:Raspberry Pi]][[Category:DDNSLattepanda]]

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