「ReadyMedia(旧名 MiniDLNA) のインストール」の版間の差分

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= インストール =
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== インストール ==
 
とても簡単で、以下のコマンドを実行して、ReadyMediaをインストールするだけです。
 
とても簡単で、以下のコマンドを実行して、ReadyMediaをインストールするだけです。
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<pre>sudo apt-get install minidlna</pre>
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<syntaxhighlight lang="bash">sudo apt-get install minidlna</syntaxhighlight>
  
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= 準備 =
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== 準備 ==
 
DLNAで共有？するためのディレクトリを適当に作成します。<br/>
 
DLNAで共有？するためのディレクトリを適当に作成します。<br/>
 
今回は、「/share」ディレクトリを作成し、その配下に「movies」「photos」「musics」のディレクトリを作成し、それを共有するようにしてみます。<br/>
 
今回は、「/share」ディレクトリを作成し、その配下に「movies」「photos」「musics」のディレクトリを作成し、それを共有するようにしてみます。<br/>
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sudo chown pi:pi /share/musics</syntaxhighlight>
 
sudo chown pi:pi /share/musics</syntaxhighlight>
  
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= 設定 =
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== 設定 ==
 
「/etc」ディレクトリに「minidlna.conf」ファイルが作成されるので、「nano」等のエディタで設定を変更します。<br/>
 
「/etc」ディレクトリに「minidlna.conf」ファイルが作成されるので、「nano」等のエディタで設定を変更します。<br/>
 
（デフォルトで「media_dir=/var/lib/minidlna」が設定されています。必要に応じてコメントアウトしてください。）
 
（デフォルトで「media_dir=/var/lib/minidlna」が設定されています。必要に応じてコメントアウトしてください。）
  
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== 共有設定 ==
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=== 共有設定 ===
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=== 動画の共有 ===
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==== 動画の共有 ====
 
明示的に動画を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。
 
明示的に動画を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。
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<pre>media_dir=V,/share/movies</pre>
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<syntaxhighlight lang="text">media_dir=V,/share/movies</syntaxhighlight>
  
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=== 画像の共有 ===
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==== 画像の共有 ====
 
動画と同様に、画像を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。
 
動画と同様に、画像を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。
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<pre>media_dir=P,/share/photos</pre>
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<syntaxhighlight lang="text">media_dir=P,/share/photos</syntaxhighlight>
  
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=== 音楽の共有 ===
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==== 音楽の共有 ====
 
音楽を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。
 
音楽を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。
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<pre>media_dir=M,/share/musics</pre>
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<syntaxhighlight lang="text">media_dir=M,/share/musics</syntaxhighlight>
  
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=== 組み合わせ ===
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==== 組み合わせ ====
 
例えばディレクトリに動画と画像が保存されていて、両方共有したい場合は、以下の様に設定します。
 
例えばディレクトリに動画と画像が保存されていて、両方共有したい場合は、以下の様に設定します。
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<pre>media_dir=VP,/share/MoviesAndPhotos</pre>
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<syntaxhighlight lang="text">media_dir=VP,/share/MoviesAndPhotos</syntaxhighlight>
  
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== 新しいファイルの監視 ==
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=== 新しいファイルの監視 ===
 
ファイルを格納したときに、自動的に共有する設定をします。<br/>
 
ファイルを格納したときに、自動的に共有する設定をします。<br/>
 
【修正前】
 
【修正前】
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<pre>#inotify=yes</pre>
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<syntaxhighlight lang="text">#inotify=yes</syntaxhighlight>
 
【修正後】
 
【修正後】
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<pre>inotify=yes</pre>
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<syntaxhighlight lang="text">inotify=yes</syntaxhighlight>
  
  
 
また監視間隔を設定します。<br/>
 
また監視間隔を設定します。<br/>
 
【修正前】
 
【修正前】
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<pre>#notify_interval=895</pre>
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<syntaxhighlight lang="text">#notify_interval=895</syntaxhighlight>
 
【修正後】
 
【修正後】
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<pre>notify_interval=60</pre>
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<syntaxhighlight lang="text">notify_interval=60</syntaxhighlight>
 
（単位は「秒」です。上記の例では１分間隔で監視します）
 
（単位は「秒」です。上記の例では１分間隔で監視します）
  
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ただ…このままだと再起動すると値がもとに戻ってしまいます。<br/>
 
ただ…このままだと再起動すると値がもとに戻ってしまいます。<br/>
 
そこで「/etc/sysctl.conf」に以下の行を追記します。
 
そこで「/etc/sysctl.conf」に以下の行を追記します。
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<syntaxhighlight lang="bash">fs.inotify.max_user_watches=100000</syntaxhighlight>
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<syntaxhighlight lang="text">fs.inotify.max_user_watches=100000</syntaxhighlight>
  
  
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= コマンド =
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== コマンド ==
 
インストールした状態でサービスは有効になっていますが…各コマンドは以下のとおりです。
 
インストールした状態でサービスは有効になっていますが…各コマンドは以下のとおりです。
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== 起動 ==
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=== 起動 ===
 
<syntaxhighlight lang="bash">sudo /etc/init.d/minidlna start</syntaxhighlight>
 
<syntaxhighlight lang="bash">sudo /etc/init.d/minidlna start</syntaxhighlight>
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== 終了 ==
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=== 終了 ===
 
<syntaxhighlight lang="bash">sudo /etc/init.d/minidlna stop</syntaxhighlight>
 
<syntaxhighlight lang="bash">sudo /etc/init.d/minidlna stop</syntaxhighlight>
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== 状態確認 ==
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=== 状態確認 ===
 
<syntaxhighlight lang="bash">sudo /etc/init.d/minidlna status</syntaxhighlight>
 
<syntaxhighlight lang="bash">sudo /etc/init.d/minidlna status</syntaxhighlight>
  
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= 参考サイト =
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== 参考サイト ==
 
[http://www.lanhome.co.jp/device/raspberry-pi.html Raspberry Piを用いたDLNAホームサーバー｜Lanhome]<br/>
 
[http://www.lanhome.co.jp/device/raspberry-pi.html Raspberry Piを用いたDLNAホームサーバー｜Lanhome]<br/>
 
[https://wiki.archlinux.jp/index.php/ReadyMedia ReadyMedia - ArchWiki]<br/>
 
[https://wiki.archlinux.jp/index.php/ReadyMedia ReadyMedia - ArchWiki]<br/>

2019年9月10日 (火) 14:17時点における版

インストール

とても簡単で、以下のコマンドを実行して、ReadyMediaをインストールするだけです。 

sudo apt-get install minidlna

準備

DLNAで共有？するためのディレクトリを適当に作成します。
今回は、「/share」ディレクトリを作成し、その配下に「movies」「photos」「musics」のディレクトリを作成し、それを共有するようにしてみます。
以下のコマンドを実行して、それぞれのディレクトリを作成します。 

sudo mkdir /share
sudo mkdir /share/movies
sudo mkdir /share/photos
sudo mkdir /share/musics

※ディレクトリパスは環境に合わせて変更してください。

また、ReadyMediaがアクセスできるように各ディレクトリの所有権を変更します。 

sudo chown pi:pi /share
sudo chown pi:pi /share/movies
sudo chown pi:pi /share/photos
sudo chown pi:pi /share/musics

設定

「/etc」ディレクトリに「minidlna.conf」ファイルが作成されるので、「nano」等のエディタで設定を変更します。
（デフォルトで「media_dir=/var/lib/minidlna」が設定されています。必要に応じてコメントアウトしてください。）

共有設定

動画の共有

明示的に動画を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。 

media_dir=V,/share/movies

画像の共有

動画と同様に、画像を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。 

media_dir=P,/share/photos

音楽の共有

音楽を共有したい場合は、「minidlna.conf」に以下の行を追記します。 

media_dir=M,/share/musics

組み合わせ

例えばディレクトリに動画と画像が保存されていて、両方共有したい場合は、以下の様に設定します。 

media_dir=VP,/share/MoviesAndPhotos

新しいファイルの監視

ファイルを格納したときに、自動的に共有する設定をします。
【修正前】 

#inotify=yes

【修正後】 

inotify=yes


また監視間隔を設定します。
【修正前】 

#notify_interval=895

【修正後】 

notify_interval=60

（単位は「秒」です。上記の例では１分間隔で監視します）


監視が必要なファイル数が非常に多い場合は、以下のコマンドを実行してファイル数を増やしておく必要があります。
（デフォルトは8192です） 

sudo sysctl fs.inotify.max_user_watches=100000


ただ…このままだと再起動すると値がもとに戻ってしまいます。
そこで「/etc/sysctl.conf」に以下の行を追記します。 

fs.inotify.max_user_watches=100000


コマンド

インストールした状態でサービスは有効になっていますが…各コマンドは以下のとおりです。

起動

sudo /etc/init.d/minidlna start

終了

sudo /etc/init.d/minidlna stop

状態確認

sudo /etc/init.d/minidlna status

参考サイト

Raspberry Piを用いたDLNAホームサーバー｜Lanhome
ReadyMedia - ArchWiki
ラズパイのNo space left on deviceに対処する方法

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