HDDのマウント

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多く書くことはありませんが…備忘録程度に…
USB接続前提です。

接続からフォーマットまで

サーバーの電源が落ちている状態で、HDDを接続します。
(本当は電源は入っている状態でも大丈夫だとは思うのですが…)

以下のコマンドで、デバイス名を確認します。

fdisk -l

以下のように出力されます。

ディスク /dev/sda: 64 GiB, 68719476736 バイト, 134217728 セクタ
ディスク型式: VBOX HARDDISK   
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: gpt
ディスク識別子: C8765795-9AA4-4641-A17A-049F98696DB4

デバイス    開始位置  終了位置    セクタ サイズ タイプ
/dev/sda1       2048   1050623   1048576   512M EFI システム
/dev/sda2    1050624 125829119 124778496  59.5G Linux ファイルシステム
/dev/sda3  125829120 134217694   8388575     4G Linux スワップ




ディスク /dev/sdb: 64 GiB, 68719476736 バイト, 134217728 セクタ
ディスク型式: HARDDISK        
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト

インストールしたHDDはsdaだったので、新しく接続したデバイス名はsdbの様です。
sdbはパーティションが作成されていないことからも、新しく接続したデバイスだと分かります。

次にパーティションを作成します。

fdisk /dev/sdb
コマンド (m でヘルプ): g
新しい GPT ディスクラベル (GUID: 4D560E95-C70A-1A43-8B44-5BEB22020D98) を作成しました。
コマンド (m でヘルプ): n
パーティション番号 (1-128, 既定値 1): 
最初のセクタ (2048-134217694, 既定値 2048): 
最終セクタ, +/-セクタ番号 または +/-サイズ{K,M,G,T,P} (2048-134217694, 既定値 134217694): 

新しいパーティション 1 をタイプ Linux filesystem、サイズ 64 GiB で作成しました。
コマンド (m でヘルプ): w
パーティション情報が変更されました。
ioctl() を呼び出してパーティション情報を再読み込みします。
ディスクを同期しています。

これで、パーティションが作成されました。
次にフォーマットします。

mkfs.ext4 /dev/sdb1
mke2fs 1.45.2 (27-May-2019)
Creating filesystem with 16776955 4k blocks and 4194304 inodes
Filesystem UUID: 9c084004-6a82-478c-be66-023794eb46c0
Superblock backups stored on blocks: 
        32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208, 
        4096000, 7962624, 11239424

Allocating group tables: done                            
Writing inode tables: done                            
Creating journal (65536 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done

これでext4でフォーマットされました。

マウント

今回は「/mnt」にマウントしたいと思います。
(予め「/mnt」ディレクトリは作成しておきます)

コマンドでマウント

以下のコマンドで、「/dev/sdb1(外付けHDD)」を「/mnt」にマウントできます。

mount /dev/sdb1 /mnt

ただし…再起動すると、マウントし直す必要があります。

識別値UUIDでマウント

先ずは以下のコマンドでUUIDを調べます。

lsblk -f


こんな様に表示されるので、今回マウントしようとしている「sdb1」のUUDI(ここでは「9c084004-6a82-478c-be66-023794eb46c0」)を控えておきます。

NAME   FSTYPE LABEL UUID                                 FSAVAIL FSUSE% MOUNTPOINT
sda                                                                     
├─sda1 vfat         4927-92A5                             452.5M    11% /boot
├─sda2 ext4         a52f3e56-25e8-4e82-82c9-775e066258e9   50.4G     8% /
└─sda3 swap         52bbb2eb-fc34-44c6-90be-09b49d5ad8bb                [SWAP]
sdb                                                                     
└─sdb1 ext4         9c084004-6a82-478c-be66-023794eb46c0
sr0


そしたら「nano」等のエディタで「/etc/fstab」を開き、以下の行を追記します。

# /dev/sdb1(追記)
UUID=9c084004-6a82-478c-be66-023794eb46c0 /mnt ext4 defaults 0 2

再起動すると、反映されます。


本当にマウントされたか、dfコマンドで確認してみます。

$ df
ファイルシス   1K-ブロック    使用   使用可 使用% マウント位置
dev                2010524       0  2010524    0% /dev
run                2019220     724  2018496    1% /run
/dev/sda2         61147980 5144952 52867184    9% /
tmpfs              2019220       0  2019220    0% /dev/shm
tmpfs              2019220       0  2019220    0% /sys/fs/cgroup
tmpfs              2019220      56  2019164    1% /tmp
/dev/sda1           523248   59932   463316   12% /boot
/dev/sdb1         65792536   53272 62367492    1% /mnt
tmpfs               403844    1180   402664    1% /run/user/120
tmpfs               403844       0   403844    0% /run/user/1000

「/dev/sdb1」が「/mnt」にマウントされていることが確認できます。

アンマウント

こちらは簡単で、以下のコマンドでアンマウントできます。

umount /mnt

参考サイト

マウント - ArchWiki